土工協CALS/EC部会 電子納品アンケート結果
日本土木工業協会は、会員企業を対象とした電子納品アンケート(2006年3月調査、速報版)の結果をまとめ公開しました。
土工協CALS/EC部会 電子納品アンケート
http://cals.dokokyo.com/sec_studywg/2005cals/2Seika/2Seika.pdf
発注者から受領したCAD画面は、DWG形式とDXF形式で9割近くを占めたのに対し、SXF形式は15パーセントにとどまりました。ただ、前年度調査より10ポイントアップしており、同形式のウエートが高まっているのが分かります。納品時には24パーセントがSXF形式と答えました。また、押印が必要な書類の納品について、紙で納品した現場が4割近くに上るなど、電子納品すべき書類とすべきでない書類の整理が進んだことがうかがえます。
受領したCAD画面が製図基準に準拠していたかの問いには、23パーセントが「レイアー、ファイル名、文字、色などすべて準拠していた」と答えました。これは15ポイントの大幅なアップとなりましたが、「準拠していない」は62パーセントで、前年度調査とほぼ変わってない状況です。
納品した図面については、「レイアー、ファイル名、文字、色を準拠させた」が17パーセント、「準拠させなかった」が56パーセントとなりました。
製図基準関連ではこのほか、電子納品する際に最も苦労した点として、27パーセントが「製図基準の理解」、18パーセントが「製図基準に準拠した図面の作成」を挙げています。
オリジナルCADデータをSXF形式に変換した時に不具合が生じたと答えたのは、全体の20パーセント。ただ、変換を行っている現場が少ないため、「無回答」が55パーセントに上っています。不具合内容として最も多かったのは「文字化け」が34パーセント。件数が増加しているだけでなく、内容も多岐にわたっていることから、変換ソフトのさらなる改良を求める結果となりました。
押印が必要な書類については、「電子納品対象外とした(紙で納品した)」と39パーセントが答えた。前回調査時より18ポイントのアップしました。
また、電子納品によって作業効率が上がったかの問いには、46パーセントが「全般的に余計な仕事が増えて困った」と答えました。「紙と電子の二重製作作業を要す。メリットが感じられない」との意見もあるなど、相変わらず、電子納品は余計な仕事だとの認識が根強いようです。
電子納品そのものについては、22パーセントが「定着すれば受注者ともメリットは大きいと思う」と答えた一方で、40パーセントが「電子データの特性を生かしたやり取りの標準化が必要」と回答しました。
このほか、電子納品の問題点・困ったことなどとして、「受発注者はみずからのシステム(CALS)を確実に構築した上で電子納品を進めてほしい」「納品は電子、検査は書面、結局のところ、請負側が二重苦になっているだけ」などの意見がありました。
アンケート調査は、現場情報ワーキンググループが実施した。CALS/EC部会参加各社とネットワーク会員のうち、38社、783現場から回答を得た。対象となった現場の発注機関は、▽国土交通省44パーセント▽農林水産省7パーセント▽都道府県27パーセント▽公社・事業団11パーセント-など。
土工協CALS/EC部会 電子納品アンケート
http://cals.dokokyo.com/sec_studywg/2005cals/2Seika/2Seika.pdf


