公共事業は電子納品の時代です。SXFp21,sfc)に関する知識、レイヤ規定、線幅規定などご理解されていますか?
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レイヤ名の作図要素の「n(-STR-STRn、-DCR-HCHn等)」の取り扱い方法

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 基準(案)[H20.5]において、レイヤ名の作図要素の「n(-STR-STRn、-DCR-HCHn等)」の取り扱い方法がわかりません。どのように付番すればよいでしょうか。(CA-682)

〔回答〕
 工種大分類ごとに、STRn(作図要素)のnの付番は異なりますので、STRnに新規レイヤとして追加する場合は下記の番号からnを利用してください。

レイヤ構成において、STRn(作図要素)で利用している場合のn
  ・道路編:STRFまで利用
  ・構造編:STRLまで利用
  ・河川海岸砂防編:STRKまで利用
  ・都市施設編:STRHまで利用

STRn(作図要素)を新規レイヤとして追加する場合のn
  ・道路編:STRG~Yまで新規レイヤとして利用可能 ※1
  ・構造編:STRMから新規レイヤとして利用可能
  ・河川海岸砂防編:STRLから新規レイヤとして利用可能
  ・都市施設編:STRIから新規レイヤとして利用可能

※1 道路工事完成図作成要領において、規定した地物を格納するレイヤ名として「C-STR-STRZ-○○○・・・」を使用のため、本基準(案)の道路編では「Z」を使用不可とします。また、DIM、TXT等、その他の作図要素についても、nの取り扱いはSTRと同様です。
なお、上記については、工種大分類(道路編、構造編、河川海岸砂防編、都市施設編)ごとに、レイヤの作図要素の整合を図り、レイヤを整理したものです。(H20.8.5)

  

SXFファイルのレベル確認方法

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 CADデータの確認において、SXFのレベルを確認する必要はないでしょうか。また、SXFブラウザでSXFのレベルは確認できるのでしょうか。(CA-701)

〔回答〕
 基準(案)[H20.5]では、SXF(P21)形式のバージョンとレベルをSXFVer.2.0レベル2.0以上としていますので、SXFのレベルは確認する必要があります。その際、確認はSXFブラウザの「図面構造表示機能」を利用してください。(H21.3.30)

  

SAFファイルとは?

 CAD製図基準(案)〔H20.5版〕より。

 SAFファイルとは、SXFVer3.0レベル2以上の機能を利用した場合に生成される属性ファイルである。
 SAFファイルのファイル名称は、参照する(元図となる)CADデータのファイル名称と同様とし、拡張子をSAFとします。

 (例) ○○○○○○○.SAF

  

展開図のレイヤ体制

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 道路設計において、舗装・擁壁・自由勾配側溝などの展開図を作図する場合、図面種類およびレイヤはどのようにすればよいでしょうか。(CA-675)

〔回答〕
 基準(案)[H16.6]で規定していない展開図などを作図する場合は、受発注者間で協議し、対象とする道路設計の構造図または詳細図を参考に図面種類を選択してください。
 その際、図面種類の名称は、付属資料1「ファイル名一覧」を参照し、レイヤ構造は、付属資料2「レイヤ名一覧」を参考としてください。(H20.3.25)

  

尺度のない図面の縮尺記載方法

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 システム系統図など尺度のない図面の場合、図面管理ファイルの〔縮尺〕、および図面の表題欄(縮尺)にはどのように記載すればよいでしょうか。(CA-672)

〔回答〕
 尺度がない図面を作図する場合は、図面管理ファイルの〔縮尺〕には、「NASHI」と記入し、図面上の表題欄には、受発注者間で協議し、「なし」「-」「空欄」などと記入してください。
 なお、国土交通省では、図面の尺度は、土木設計業務等共通仕様書(国土交通省各地方整備局発行)に示す尺度(縮尺)を適用することとしていますので、調査・設計・測量業務などの共通仕様書で明確に規定されていない場合は、受発注者間で協議し、決定してください。 (H20.1.31)

  

「○-STR-STRn」の「n」は?

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 道路本体設計の平面図などで「○-STR-STRC」まで定義されている場合、「○-STR-STRn」の「n」は、「D」から使用するのでしょうか。(CA-670)

〔回答〕
 新規レイヤとして「○-STR-STRn」を使用する場合、定義された半角英数字(「C」)の次の半角英数字から使用(「D」)してください。(H19.12.19)

  

DRAWINGS.XMLの作成者名

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 発注図のCAD図面を電子成果品として格納する場合、発注図管理ファイル(DRAWINGS.XML)の[図面情報]-[作成者名]には、どのように記入すれば良いでしょうか。(CA-658)

〔回答〕
 発注図管理ファイル(DRAWINGS.XML)の[作成者名]は発注者を記入してください。(H19.7.31)

  

発注図に添付された参考図

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 発注図に添付された参考図は、電子納品の対象となるのでしょうか。(CA-575)

〔回答〕
 基準(案)およびCAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)では、発注図に添付される参考図の取り扱いについては、規定していません。参考図を電子納品の対象とするかについては、受発注者間協議により決定してください。また、協議により電子納品する場合、格納フォルダ、ファイル名についても、受発注者で協議し、決定してください。(H18.3.29)

  

発注図に添付された参考図

「国土技術政策総合研究所ホームページ」内、CAD製図基準(案)に関するQ&Aより。

〔質問〕
 発注図に添付された参考図は、電子納品の対象となるのでしょうか。(CA-575)

〔回答〕
 基準(案)およびCAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)では、発注図に添付される参考図の取り扱いについては、規定していません。参考図を電子納品の対象とするかについては、受発注者間協議により決定してください。また、協議により電子納品する場合、格納フォルダ、ファイル名についても、受発注者で協議し、決定してください。(H18.3.29)

  

SXF レベル「2」のVer「2.0」

 SXFファイルについての、ご質問が多くありますので、説明したいと思います。

SXF形式とは?

 SXF形式は、「CADデータ交換標準開発コンソーシアム」、「建設情報標準化委員会 CADデータ交換標準小委員会」において策定された、ISO国際規格に準拠したCADデータ交換仕様です。

SXFのファイル形式?

 SXFのファイル形式には、P21形式とSFC形式があります。P21形式は、国際標準であるISO規格に準拠したものです。SFC形式は、国内向けの簡易な形式で、国際規格に準拠したものではありませんが、P21形式よりもファイル容量が小さくて済みます。

SXF形式の仕様?

 SXF形式の仕様は、図面上に表記された要素(線分、円、文字、寸法線など)のデータ保持方法について定めたもので、CADソフトで作成された図形を画面上に忠実に再現するための情報の「論理的な持ち方(フィーチャ仕様)」と「物理的な持ち方(ファイル仕様)」について定めた仕様があります。

SXF形式の開発レベル?

 SXF形式の開発レベルは、レベル1からレベル4までとなっています。現在はレベル2まで開発済みです。
 CAD製図基準(案)では、SXFレベル2Ver.2.0のP21形式で図面データを作成することとしています。

SXF Ver2.0

 現時点では、電子納品におけるCADデータは、SXFレベル2のバージョン2.0の基準を満たすことが必要になります。
 SXF Ver2.0は、「2次元CADデータが再利用性をもって交換できる仕様」ということができます。

 少しは、参考になりましたでしょうか?

  

発注図が紙の場合や…

 電子納品に関する要領・基準(国交省CALS/EC)におけるQ&A[CA-632]より引用です。

〔Q:質問〕

 発注図が紙の場合や基準(案)に準拠していないCAD図面の場合、完成図は基準(案)に準拠したSXF(P21)形式で納品する必要があるのでしょうか。

〔A:回答〕

 発注図が紙や第2原図の場合、完成図を基準(案)に準拠したSXF(P21)形式のCAD図面で納品する必要はありません。
 また、発注図を基準(案)に準拠していないCAD図面で受注者に受け渡す運用はしないこととしています。ただし、緊急工事で発注図の再作図ができないなど、やむを得ない場合においては、発注者は特記仕様書等に「完成図をCAD製図基準(案)に準拠して再作図し、SXF(P21)形式で提出する」と明記し、必要な費用を積算で計上することとしています。

  

カラーのラスタデータ

 電子納品に関する要領・基準(国交省CALS/EC)におけるQ&A[CA-619]より引用です。

〔Q:質問〕

 位置図に地図データなどのラスタデータを貼り付ける場合、カラーのラスタデータを使用するように発注者から指示を受けました。TIFF形式のカラーのラスタデータを使用してもよいでしょうか。また、この場合ラスタデータのファイル容量に制限はあるのでしょうか。

〔A:回答〕

 CAD図面を現在のSXFレベル2 Ver2.0で納品する場合は、CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)[H17.8]のラスタデータによる授受に示すとおり、ラスタデータ交換仕様に従いモノクロ(白黒の2値)で納品してください。SXFレベル2 Ver3.0からはカラーへの対応も可能となります。
 ラスタデータの容量の制限はありませんが、容量が大きくなる場合は、受発注者で協議し、取扱いを決定してください。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(10)

 AutoCADでは、以下の図形はSXF図面を作成する場合に使用できませんので、作図の際には別の図形で作図するようにしなければなりません。

 ソリッド、トレース、マルチライン、3Dポリライン、3Dソリッド、属性定義、ボディ、3D面、フレーム、ポリメッシュ、ポリゴンメッシュ、放射線、リージョン、シェイプ、構築線、OLEオブジェクト

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(9)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  について
 背景色や特殊文字は使えません。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(8)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  ラスターについて
 ラスターは、「TIFF」ファイルを1枚だけ使えます。
 クリップは、使えません。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(7)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  ハッチングについて
 ユーザ定義ハッチングを使って作図します。
 また、ハッチング作成時は、自動調整のチェックを外し、独立したハッチングを作成します。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(6)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  寸法線について
 「CAD製図基準テンプレート」に定義されているSXF寸法スタイルを使って作図します。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(5)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  文字について
 ダイナミックテキスト(DTEXT)コマンドを使って作図します。
 フォントは「MSゴシック」か「MS明朝」を使います。
 また、下線、上線や特殊文字などは使わないで作図します。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(4)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  線幅について
 ポリラインの幅は使用できませんので、線の太さを使って作図します。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(3)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  線種について
 「CAD製図基準テンプレート」に定義されているSXF線種を使って線種尺度1:1で作図します。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(2)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  画層について
 画層数は、256以下にします。
 フリーズされた画層は、SXF図面に出力されません。

  

AutoCADでのSXF図面作成時の注意点(1)

 AutoCADでのSXF図面作成時の注意点について以下にまとめました。

  単位について
 AutoCADでは、作図単位を「mm」にします。
 作図単位を、「cm」、「m」、「km」で作成した場合は、SXF変換する際に、SXF書き出しの詳細設定-「図面」タブ-「図面の作成 単位」で作成した単位を選択する必要があります。

  

ラスターデータ

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(13)

【ラスターデータ】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、1図面ファイル内で白黒2値のTIFF形式1つのみ利用可能である。

〔SXFでの作図時の注意〕
 1図面ファイル内で白黒2値のTIFF形式1つのみしか使用しない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 問題とならない。そのまま受け取る。

  

点(マーカー)

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(12)

【点】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、1図面ファイル内で7種のマーカーを使用できる。

〔SXFでの作図時の注意〕
 1図面内で使用するマーカーは7種類以下とする。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 1図面内で1種のマーカーしか使用できないCADソフトでは、情報が欠落する場合があるため注意する。

  

線種

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(11)

【線種】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、線種の尺度は固定されている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 線種ピッチを指定しても、SXFへの変換時に無視される場合があるので注意する。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 一般的には問題とならない。そのまま受け取る。

  

レイヤ

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(10)

【レイヤ】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、レイヤは256に制限されている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 レイヤは、256以下とする。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 一般的には問題とならないが、レイヤ数の確認を行うこと。

  

文字列

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(9)

【文字列】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、複数行の文字列を1つの文字列データとして取り扱えない。

〔SXFでの作図時の注意〕
 複数行の文字列は使用しない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 複数行の文字列は1行毎にSXFの文字列フィーチャとして変換されている。CADソフトにより行間は異なる。

  

寸法線

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(8)

【寸法線】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、直線寸法、角度寸法、半径寸法、直径寸法の4種類のみサポートしている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 SXF仕様以外の寸法線は使用しない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 SXF仕様以外の寸法では、線、円弧、文字データに分解されて出力されている。CADソフトにより、分解方法が異なるため、注意する。

  

バルーン

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(7)

【バルーン】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、バルーンをサポートしている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 一般的なCADソフトでは対応していないため、問題とはならない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 一般的なCADソフトでは対応していないため、バルーンは円、引出線、文字列に分解されたデータである。

  

XY異尺図

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(6)

【XY異尺図】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、XY異尺度の利用をサポートしている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 一般的なCADソフトでは対応していないため、あまり問題とならない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 一般的なCADソフトでは対応していないため、あまり問題とならない。通常は小縮尺であるX軸に設定された尺度に合わせられる。

  

曲線

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(5)

【曲線】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、3次元ベジェ曲線のみサポートしている。

〔SXFでの作図時の注意〕
 クロソイド曲線などは、折線などに近似されて出力される。CADソフトにより異なるため、確認すること。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 クロソイド曲線などは、折線などに近似されているため、確認して作図する。

  

外部参照機能

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(4)

【外部参照機能】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、外部参照をサポートしていない。

〔SXFでの作図時の注意〕
 外部参照部分を図面の内部データとしてSXF出力する。この機能がないCADでは、外部参照は使用しない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 外部参照できないので、問題とならない。そのまま受け取る。

  

OLEオブジェクトの出力

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(3)

【OLEオブジェクトの出力】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、OLEオブジェクトをサポートしていない。

〔SXFでの作図時の注意〕
 OLEオブジェクトは、通常の文字や線に変換して、作図する。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 オブジェクトはないため、問題とならない。そのまま受け取る。

  

背景色

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(2)

【背景色】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、背景色を保持することができない。

〔SXFでの作図時の注意〕
 CAD製図基準(案)では、背景色を「黒」としているため、図面の背景色は黒を前提として作図する。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 文字や線などが見えない場合は、背景色を変更して確認する。

  

図形の表示順

SXFとCADソフト間のデータ交換で留意すべき事項(1)

【図形の表示順】

〔SXFの仕様〕
 SXF仕様では、レイヤの表示順を保持することができない。

〔SXFでの作図時の注意〕
 レイヤの表示順に依存した作図はしない。

〔SXFでの受け取り時の注意〕
 SXFブラウザで、表示オフのレイヤを確認する。

  

CAD図面内での縦書き


 あなたは、CAD図面での縦書きの際、どのようにしていますか?
 CALS/EC Q&A 内、「CA-612」では、以下のように記載されています。ご存じでしょうか。

 Q:
 CAD図面において、縦書きで文字を作図する場合、「@」がついたフォントを使用してもよいでしょうか。

 A:
 CAD図面の作図において縦書きフォントを利用する場合は@付きのフォント(@MSゴシックなど)を利用していただいても構いません。


  

SXF Ver3.0

 「CADデータ交換標準SXF Ver3.0」属性セット策定ガイドラインが公開されました。

 12月2日、JACICは、CADデータ交換標準SXF Ver3.0に関する仕様書類(仕様書、実装規約)を改訂するとともに、属性セット策定ガイドラインを作成し、同時に公開しました。
 属性セット策定ガイドラインは、「SXF Ver3.0での属性付加機構を使用し、CADデータを高度利用するための属性及びその取り扱いかたまで決めた規約(属性セット)」を策定する際の手順や考え方の一例を示したものです。
 今回の公開対象は、JACICが国土交通省の委託を受け、開発・公開しているSXF Ver3.0の改訂版で、属性付加機構に関する機能追加を行っています。
 なお、仕様書、実装規約、属性セット策定ガイドラインは、CADデータ交換標準のホームページよりダウンロードできます。

   JACIC CADデータ交換標準 ホームページ
     http://www.cals.jacic.or.jp/cad/

  

大容量データに関する留意事項

 CADソフトのオリジナルファイル形式などから、SXF(P21)形式へ変換するとデータが大容量になる原因と対応策は下表のとおりです。

No. 原因 対応策
1 地形図がショートベクトルで構成されている 修正等の必要がない地形図のデータは、ラスタデータのまま1レイヤに分類します
2 複数枚の図面データを貼り合わせている 複数の貼り合わせによる作成は行わないでください
3 柱状図のCAD表示でハッチング等に多数の要素で作図されている 受発注者協議により、SXF(SFC)形式の利用等により容量を軽減してください

 CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案) P.7~ 参考

  

表題欄、ファイル名の付け替え等の留意事項

 CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案) P.30~より引用。

 設計成果から必要な図面を抽出し発注図面を作成する場合、図番変更とあわせて、表題欄・ファイル名の変更を行います。

1)表題欄

 (例)○○道路詳細設計CADデータを○○道路××工事に使用する場合
     表題欄の工事名欄:○○道路詳細設計 => ○○道路××工事

2)ファイル名

 設計段階で使用していたファイル名の責任主体を、ライフサイクルに合わせてD(設計)からC(施工)に付け替えます。改訂履歴はZ0にします。

 (例)道路詳細設計の平面図(PL)を発注図に使用する場合
     ファイル名:D0PL001Z.P21 => C0PL0010.P21

3)レイヤ名

 レイヤ名の責任主体は、レイヤ内容の責任主体を明瞭にするため、ファイル名の場合と異なり、加筆・修正を行わないレイヤに関しては、発注図面の段階においては、責任主体はD(設計)のままです。

 (例)発注図作成の際に、外枠文字列(D-TTL-TXT)レイヤを修正した場合
     レイヤ名:D-TTL-TXT => C-TTL-TXT

4)図面管理ファイルの作成

 図面管理ファイル DRAWINGS.XML は、設計業務の電子成果品管理ファイルを参考に作成します。DRAW03.DTDは、設計業務の電子成果品のDTDをそのまま使用するか、国土交通省国土技術政策総合研究所のホームページの電子納品に関する要領・基準のページから取得し、DRAWINGSフォルダに格納します。

   国土交通省国土技術政策総合研究所(電子納品に関する要領・基準)
     http://www.nilim-ed.jp/index_denshi.htm

5)特記仕様書等のオリジナルファイルの格納

 特記仕様書等のオリジナルファイルは、SPECフォルダに格納します。
 ファイル形式に関しては、作成したファイル形式とします。
 ファイル名は「SPEC01.拡張子」~「SPECnn.拡張子」とします。

6)図面タイトル・ファイル番号の修正

 各CADデータの図面タイトルの文字列レイヤ(C-TTL-TXT)に、必要事項を修正・記載します。また、各図面番号と各CADデータのファイル名の番号を一致させます。

  

SXFブラウザを利用した目視確認事項

 SXFブラウザを利用した目視確認事項は、CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)P.50~53のチェックシートに必要な項目・任意項目が記されています。

 受注者は、成果データ(SXF(P21)形式)作成後、すべての図面について、CAD製図基準に従っていることを確認を行う必要があります。
 発注者は、受け取ったCADデータが事前に確認した図面の内容と同じであることを、抜き取りにより確認を行います。

1) 必須項目(CAD基準に従った内容確認)
  ア) 作図されている内容(データ欠落・文字化け等)
  イ) 適切なレイヤに作図(レイヤの内容確認)
  ウ) 紙図面との整合(印刷時の見え方とデータとの同一性確認)
  エ) 図面の大きさ(設定確認)
  オ) 図面の正位(設定確認)
  カ) 輪郭線の余白(設定確認)
  キ) 表題欄(記載事項等内容確認)
  ク) 尺度(共通仕様書に示す縮尺)

2) 任意項目(CAD基準の原則に合っていること)
  ア) 線色
  イ) 線種
  ウ) 文字

   参考文献:CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)P.26

  

CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)の改訂内容

 CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)の改訂内容について、新旧の差異を表にしたPDFがOCFのホームページにアップされています。

   OCF(有限責任中間法人 オープンCADフォーマット評議会)
     http://www.ocf.or.jp/


 また、SXFに関する最新情報を発信している『大野聡のSXF最新情報ブログ』をご存じでしょうか。
 OCFの副代表理事「大野聡氏(所属:(株)シビルソフト開発)」が運営されているブログです。
 「SXF技術者試験に合格された方、これから受験と思う方、これであなたもSXF通」
 SXFに関する最新情報がリアルタイムで記載されていますので、内容の濃いブログとなっています。

   大野聡のSXF最新情報ブログ
     http://sxf.de-blog.jp/

  

基準点情報

 基準点情報は、CADデータに表現される対象領域の位置を示す情報である。
 「位置図」、「平面図」、「一般図」など地図と関係が深い図面は、管理台帳付図として維持管理段階での利用価値が高いと考えられる。
 電子地図からCADデータの検索が容易となるよう、図面管理項目に基準点情報を記入する。

 図面管理項目には、図面の中心付近の代表点(1点以上)を選び、その緯度・経度もしくは平面直角座標のX,Y座標を記入する。

   「CAD製図基準(案) 平成16年6月 P.25」の引用
  

レイヤの分類

 各々の種別ファイルの図面オブジェクトを内容別に分類します。

       図面オブジェクト                    記  載  内  容
 1 図 枠    TTL (TiTLe)             外枠、表題欄、罫線、文字、縦断図の帯枠
 2 背 景    BGD (BackGround Drawing)  主計曲線、現況地物、既設構造物 等
 3 基 準    BMK (BenchMarK)         基準点、測量ポイント、中心線、幅杭 等
 4 主構造物  STR (STRucture)         当該図面名称であらわす構造物
 5 副構造物  BYP (BYProduct)         主構造から派生する構造物
 6 材料表    MTR (MaTeRial)          切盛土、コンクリート、鉄筋加工、
                                数量(購入品、規格 等)
 7 説明、着色 DCR (DeCoRation)        ハッチ、シンボル、塗りつぶし、記号 等

 上記のように、レイヤ名の省略文字を理解することで、覚えやすくなります。

  

図面輪郭(外枠)と余白

 図面には輪郭(外枠)を設けます。
 輪郭(外枠)線は、実線とし、線の太さは1.4mmを標準としています。
 輪郭(外枠)外の余白は、20mm以上を標準としています。

 輪郭(外枠)は、作図領域を明確にするために設けるものです。
 また、紙で出力する場合、用紙の縁から生ずる損傷で記載事項を損なわないようにするためでもあります。

 余白は、図面を綴る必要がある場合は、綴る側にさらに20mm以上の綴じ代幅を設けた方がよいようです。   

CADデータに使用する文字

 CADデータに使用する文字は、原則としてJIS Z 8313:1998「製図-文字」に準拠しています。
 機種依存文字などは使用しないでください。

 【代表例】
          全角英数字(※)   1,2,A,B,・・・
          ギリシャ文字     α,β,γ,φ,・・・
   ×(使用不可) 半角カタカナ    ア,イ,ウ,・・・
   ×(使用不可) ○囲み文字     ①,②,③,・・・
   ×(使用不可) ローマ数字    Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,・・・
   ×(使用不可) 機種依存文字   ㌔,㍼,㈱,㎥,・・・
                   (※):縦書きの場合は使用不可

 文字フォントには、大きく分けてTrueTypeフォントとベクタフォント(*1)があり、どちらを利用しても作図は可能ですが、SXF仕様ではTrueTypeフォントの利用を推奨します。

 (*1)TrueTypeフォントとベクタフォント:
 1981年に最初のパソコン上で稼働するCADソフトウェアが出現してから、図形とともに文字情報をどのように扱うかが課題となってきました。CADソフトウェアはペンプロッタでの出力を前提として開発された経緯があり、その際に利用する目的で開発されたのが、ベクタフォントです。こうした経緯からベクタフォントは、CADソフトウェアの一部として機能するよう設計されており、他のソフトウェアでは動作保証が取れません。このため、データ交換という立場からは、Windows上で動作するアプリケーションでの利用を前提に開発されたTrueTypeフォントが好ましく、中でもWindowsに標準添付されている「MSゴシック」や「MS明朝」フォントを利用することを推奨します。

 「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案) 平成17年8月」 P.21 引用
  

CADデータの運用

 CADデータは、調査計画から設計・積算、施工の各段階の過程で目的に応じて加工・利用されていくものであり、事業の各フェーズに則って円滑に流れることが望まれています。

(1) CADデータの作成ルール
 CAD製図基準(案)は、業務・工事におけるCAD図面を作成する際のフォルダ構成やファイル形式、ファイル名の付け方、CADデータの仕様等について図面作成上の表記ルールなどを定めたものです。
 CAD製図基準(案)に従ってCADデータを作成することで、再利用やデータ検索等の利活用が可能となります。

(2) CADデータの再利用性
 CADデータは、調査から工事成果作成まで、公共事業の各事業プロセス間で再利用を図ることで事業の効率化が期待できるものです。
 また、工事成果CADデータは、長期保管や再現性が確保されることで、維持管理等においても再利用することが可能となります。
 したがって、何時でも、どんなCADソフトでも正確に再現できるファイル形式(SXF形式)で保存しておく必要があります。

(3) CADデータの確認
 CADデータに作図されている内容については、照査要領等に従い確認をしますが、CADデータについては、CADソフトウェアを指定せずSXF(P21)形式でやり取りするため、データ内容については、共通するビューア(SXFブラウザ)により確認する必要があります。
 変換によるデータ欠落や表現の違いが生じることのないよう、SXFブラウザによる目視確認及び電子納品チェックシステムによるデータチェックを行ってください。

(4) CADデータの容量
 CADデータは、データ容量が大きくなると、読込みに時間を要する等、運用上の支障が生じる可能性があります。
 このため、データ作成時から容量が大きくならないよう、大容量データに関する事項に留意する必要があります。

ポイント

ア) CADデータのファイル形式は、SXF(P21)形式とする。
    ※ 県・市町村によっては、sfc形式としている場合があります。

イ) 公共事業におけるCADデータ運用の流れに沿って、データが円滑に流れるよう、
   CADデータ作成段階からルール(CAD製図基準(案))に沿ったデータ作成を行う。

ウ) CADデータの確認は、SXFブラウザによる目視確認、電子納品チェックシステムにより行う。

エ) CADデータの容量に留意する。

    「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案) 平成17年8月」 P.3~の引用です。   

SXFを使用する場合の注意事項

 SXFを使用して図面を書く場合に留意すべきことは何かご存じでしょうか?
 有限責任中間法人オープンCADフォーマット評議会(OCF)がWEB上で公開する「SXF変換を意識したCAD製図」では、次のような留意事項を挙げています。

(1) SXFでは交換できない情報
  ・表示順
  ・背景色

(2) CADの要素に対応するSXFフィーチャがない場合
  ・OLE貼り込みされたオブジェクト
  ・外部参照されたオブジェクト
  ・クロソイド曲線、NURBUS曲線など3次ベジェ以外の曲線

(3) CADにSXFフィーチャに対応する要素がない場合
  ・XY異尺度での作図
  ・バルーン

(4) CADの要素とSXF仕様のフィーチャの持つ情報が異なる場合
  ・寸法線
  ・文字列

 電子納品が開始されている現在は、上記以外にもいくつかの問題が生じています。
 その中でも、もっとも深刻な問題は、下記の2点です。

(5) P21形式での巨大ファイルへの対応
(6) レベル1図形での納品事例への対応

 課題(5)については、100MB超のP21データの出現もあるようで、現在では、基図に使用された等高線データのショートベクトルであったことによることが明らかとされており、建設コンサルタンツ協会等の業界団体から、回避方策も提案されているところです。

 また、課題(6)については、現在、CAD製図基準(案)ではレベルの表記が無いことも、その原因であるところから、記載方法及び、確認方法について検討する必要があります。
 この場合、目視による確認は大変な作業になるので、ツール等での対応が望まれています。

  

OCF検定の認証を受けているCADソフトウェア一覧

 よく、「どこのメーカーのCADソフトウェアが1番使いやすくて、電子納品にも対応できますか?」と聞かれるですが、「○○のCADソフトウェアが1番です。」とは私自身も答えられません。(笑)
 でも、CADソフトウェアの検討にあたっては、OCF検定の認証を受けているメーカーのものをおすすめします。

 OCF検定の認証は、オープンCADフォーマット評議会が行っており、その認証を受けているCADソフトウェアは、こちらのCADソフトウェアです。(平成17年9月27日現在)

 OCF検定では、市販されているCADソフトウェアのSXF仕様への準拠性を検定し、ユーザーに判断材料を提供する目的で行われています。
 OCF検定の認証を受けているCADソフトウェアは、電子納品にも即対応可能です。

 みなさんの使用しているCADは、OCF検定の認証を受けていましたか。

  

図面1枚につき、1ファイル?

 電子納品の際、CAD図面は全て図面1枚につき、1ファイルにしなければならないのをご存じでしょうか?

 CADによっては、1ファイルの中で複数ページを取り扱うことができるのですが、電子納品する際には1図面1ファイルとしなければなりません。

    

文字フォント

 CADソフトウェアに限らず、コンピュータで文字を扱う際には、文字フォントと文字コード(文字の種類)が必要になります。
 文字フォントはWindows標準添付(MSゴシックやMS明朝)だけでなく、実に多くのフォントが市販されたりプリンタに添付されたりしています。
 また、文字コードにはJISで規定されているものと、そうでないものとがあります。
 このため、あるコンピュータで作成された文字が、別のコンピュータでは違う形で表示されてしまう、あるいは文字が化けてしまうということがあります。

 コンピュータで文字を表示する際には様々なフォント(字体)が利用できるということはもはや当たり前のこととなっています。
 そしてCADで作図する際に利用する文字フォントには、大きく分けて「TrueTypeフォント」と「ベクタフォント」があります。
 どちらのタイプの文字フォントを利用しても作図はできますが、データ変換をする際には注意が必要です。

TrueTypeフォント
 TrueTypeフォントはWindows上で動作するアプリケーションソフトウェアであれば簡単に利用することができるフォントで、CADソフトウェアでも例外ではありません。SXFではこのTrueTypeフォントの利用を想定しています。
 ただし、TrueTypeフォントといえども無条件に交換が可能なわけではなく、コンピュータ上に同じフォントが用意されていることが必要です。Windowsに標準で添付されている〔MSゴシック〕や〔MS明朝〕フォントを利用すれば問題ないでしょう。

ベクタフォント
 ベクタフォントは、CADソフトウェア特有といっても過言ではない特殊な文字フォントで、主にペンプロッタでの出力を前提として開発されたフォントです。
 これらのフォントはCADベンタが独自に開発しており、その取り扱い方も公開されていないのが一般的です。このためTrueTypeフォントとは異なり、そのフォントを開発したCADベンタが提供するソフトウェアでしか利用できないのが通常で、データ交換には使用してはいけません。

 SXFの実装規約として、利用できないフォントが渡された場合は、〔MSゴシック〕に置き換えて表示することが推奨されています。この置き換えは表示だけで行い、データ上での置き換えをCADが自動的に行わないことも推奨されています。
 なお、「運用ガイドライン」で図面のチェックとして使用することとなっている「SXFプラウザ」は、利用できないフォントが渡された場合は〔MSゴシック〕で表示します。

  

表題(タイトルボックス)欄の〔年月日〕の日付

Q>>
 表題(タイトルボックス)欄の〔年月日〕には、次のどちらを記入するのが正しいと思いますか?

  1.図面を作成した日付
  2.発注者への納品日
  3.契約上の履行期間の完了年月日

A>>
 答えは、「3」の『契約上の履行期間の完了年月日』を記入するです。
 ちなみに、表題(タイトルボックス)欄内に記述する図面番号は、連番で付与し、欠番を許さないこととなっています。

  

XY異尺図

 SXFで図面作成する場合の留意点として、「XY異尺図」に関することを説明します。
 SXFでは、XY異尺度(縦断図などのようにX軸、Y軸に別々の尺度を設定する)の利用が可能です。
 しかし、建築系のCADでは、この異尺度に対応していないものがほとんどで、このような場合、どちらかの尺度に合わせて図形を表示します。
 通常は、小縮尺であるX軸に設定されている尺度に合わせます。
 これは表示だけの問題ですので、データ変換は行われず問題はありません。

 XY異尺度に非対応のCADにSXFが渡され、その後にXY異尺度対応のCADへとデータが渡されても、データ変換が行われていないため、XY異尺度対応のCADでの表示は正常に行われます。

 言葉での説明は、わかりにくい点が多いかと思いますので、XY異尺度対応CADと非対応CADをお持ちの方は、実践してみると理解しやすいかと思います。

  

線幅について

 線幅について説明します。
 線幅は、図面データを構成する個々のデータに関連付けられる属性で、図面データを出力すた際の線の太さを表現するためのフィーチャです。

 CAD製図基準(案)では、細線・太線・極太線の比率が1:2:4となるような組合せ(例:0.13、0.25、0.5)を選ぶ必要があります。

  

作画されていないレイヤ

Q>>
 図面作成時に、レイヤを使用しますが、この際に何も作図されないレイヤが必ず発生します。
 データが煩雑になり管理しにくいのですが、この何も作画されていないレイヤは残すべきなのでしょうか。

A>>
 納品時には、使用していない不要なレイヤは削除しなければなりません。
 作業中は各レイヤテンプレートを使用して、最後に使用していないレイヤを削除することをおすすめします。

  

ラスターデータのファイル名称

Q>>
 CAD図面にラスターデータを利用する場合、貼り付けるラスターデータにはファイル名称の規定があるのでしょうか。

A>>
 CAD図面にラスターデータを利用する場合のラスターデータ名称(***.tiff)は、参照元のファイル名称と同一名とし、拡張子を「TIFF」として参照元ファイルと同一フォルダに格納し納品する必要があります。

  

TIFF(G4)ファイルって?

Q>>
 ラスターデータに使用するファイルはTIFF(G4)ファイルにするとのことですが、普通のTIFFファイルとどのように違うのですか。
 違うとすれば、TIFF(G4)ファイルはどのようなソフトを使用すれば作成できるのですか。

A>>
 TIFF(Tagged Image File Format)ファイルフォーマットは、Aldus社、Microsoft社などによって開発された画像データのフォーマットで、ほとんどの色数に対応し、CMYKカラーもサポートしています。
 TIFFファイルには、解像度をはじめとして様々な属性を埋め込むことができるという特徴があります。
 また、解像度や色数、圧縮方式の異なる複数の画像データを、一つのファイルにまとめて格納することもでき、このようなファイルは、一般に『マルチTIFF』と呼ばれています。
 図面や書類をスキャニングする場合、再現性を重視して高解像度で保存することが多いのですが、ファイルサイズは当然大きくなります。A1、400dpiの図面は1枚で約15MBにもなり、CD-ROM1枚に40枚程度しか収めることができず、実用的とはいえません。
 そこで圧縮する必要が出てくるわけですが、圧縮には「TIFF G4」(TIFF CCITT Group 4)という形式がよく使われます。

 「TIFF G4」は白黒画像しかサポートしていませんが、圧縮率が高く、可逆圧縮であるという特徴があります。
 例えば無圧縮では約15MBになるA1、400dpiの図面を、約350KB(3%)程度に圧縮することができます。
 またJPEG圧縮のような非可逆圧縮(圧縮によりデータが劣化し、完全に元に戻すことはできない)とは異なり、可逆圧縮であるため完全に元通りに戻すことができます。
 また色数に関しては、グレースケールよりも白黒画像のほうがOCRでの読み取り精度が高いため、白黒画像のほうが好まれることも、「TIFF G4」形式がよく使われる理由のひとつのようです。

 このような特徴から、電子ファイリングには「TIFF G4」形式が最適といえるのではないでしょうか。

 TIFF(G4)ファイルの作成は、一般的なOCRソフトであれば、簡単に変換作業が可能です。

  

OLEオブジェクト

 多くのCADソフトは、Excelの表やイメージデータなどをOLEオブジェクトとしてCADデータ内に挿入することができますが、SXFではOLEオブジェクトをサポートしていません。
 よって、OLEオブジェクトは通常の線や文字データに変換してデータ出力する必要がありますが、このような機能がCADについているかどうかは、CADソフトによってまちまちですので確認する必要があります。

 電子納品を考慮するとOLEオブジェクトの挿入は利用しないことを推奨します。

  

ラスターデータの形式

 SXF形式で取り扱えるラスターは、モノクロのみとなっています。
 また、データ形式は 「TIFF(G4)」とし、このときのドットの上限は400dpiとします。

 SXF形式は1図面に1ラスターのみの利用が可能となっていますので、ご注意ください。

  

CADの背景色

 みなさんは、ご使用のCAD画面の背景色は黒色ですか?
 それとも、白色ですか?
 それとも、青や赤などカラフルに装飾していますか?(笑)

 実は、SXFでは背景色を保持することができません。
 このため、すべてのCADから出力されるSXFは、背景色の情報がなくなっています。

 CAD製図基準(案)では、背景色を黒と想定していますので、背景色は黒であることを前提でレイヤ色が規定されています。
 別に、背景色を黒色にする必要はありませんが、このことを頭の片隅に入れておくが大切だと思います。

 ちなみに、私はCAD画面の背景色を黒色にしています。

  

責任主体を変更するとき?

Q>>
 土木設計業務において、発注者側から受領した現況平面図をそのまま利用する場合は、レイヤ名の変更(責任主体を「S]から「D」)に変更するのですか?

A>>
 そのまま利用するだけなら、変更は不要です。
 現況平面図に、現況地物の線と区別したレイヤを作成したい(現況地物に手を加える)場合は、レイヤの責任主体を「S」から「D」に変更する必要があります。
 同じように工事では、出来形で大幅に設計変更した線や寸法などは、責任主体を「D」から「C」に変更する必要がありますが、設計変更のない箇所は「D」のままで構いません。

 レイヤの責任主体は、最終的に誰が(測量、設計、工事、維持修繕)手を入れた箇所かを明確にするためのものと考えるとわかりやすいと思います。

  

レイヤの追加方法

 「CAD製図基準(案)」に指定されていない構造物のレイヤ名を定義したい場合は、作図要素の「-STR」のの部分に数値1~9と、アルファベットa~zを付与し、レイヤ名を追加します。

 例えば、STR3まで基準で指定されている道路の横断図に新たにトンネルを追加したい場合のレイヤ名は「D-STR-STR4」(土木設計業務の場合)になります。

 このようにレイヤ名を追加したい場合には、受発注者間で協議を行い、追加した場合は図面管理項目の「受発注者説明文」にレイヤを追加したことを記述しておくことが重要です。

  

レイヤ名の構造

 CADデータのレイヤ名は、次の原則に従います。

     □-△△△-○○○

   □・・・半角英字1文字:責任主体
   △・・・半角英数4文字以下:図面オブジェクト
   ○・・・半角英数4文字以下:作図要素

 簡単に説明をします。(下記)

 【レイヤ名】
 レイヤ名は、「責任主体」-「図面オブジェクト」-「作図要素」によって構成される。

 【責任主体】
 責任主体は、各フェーズでの全体的責任を示し、S-測量、D-設計、C-施工、M-維持管理を表す。

 【図面オグジェクト】
 図面オブジェクトは、作図されている構造物の対象を示し、STR-主構造物(Structure)、BYP-副構造物(Byproduct)、TTL-図枠(Title)、BGD-背景(Background Drawing)、BMK-基準(Benchmark)、MTR-材料表(Material)、DCR-説明、着色(Decoration)の7項目に分類される。

 【作図要素】
 作図要素は、実際作図されている内容を示し、HTXT-旗揚げ(Hata Text)、DIM-寸法(Dimention)などがある。作図要素にのみ、「-STRn」の「n」に数値1-9とアルファベットa-zを付与することができる。

  

CADで使用できるフォントサイズ

 CAD製図基準(案)で規定されているフォントサイズですが、1.8mmも使用できるのをご存じでしょうか?
 H17.2.1付で正誤表が出ています。

 これによって、CAD製図基準(案) P.17 (2-3-7 文字)が下記のようになります。

 (誤) フォントサイズは、2.5、3.5、5、7、10、14、20mmから選択する。

 (正) フォントサイズは、1.8、2.5、3.5、5、7、10、14、20mmから選択する。

  

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